かなり好きだったのに続かなかったゴーストライダーです。骸骨が燃えながらバイクに乗っているという奇抜なルックスが、もうたまりません。あと復讐の精霊ってことで、事が起きてからじゃないと悪人を倒さないというのもイイ！！1巻：X-MENと比べるとヴィランがしょぼいのがネック。すごいシスコンだなぁ、ダニエル。2巻：パニッシャーとの共演。豪華です。Mr.ハイド、スケアクロウとヴィランも豪華。自分の悪行を知りつつ止めて欲しいと願うスケアクロウが良かった。しかし、何と行ってもゴーストライダー2巻の見所は、ダンの恋人のステイシーがチクってるところです（笑）

アメコミ邦訳本に多い、「ああん！これからなのに！」というもののひとつ。１巻は主人公ダン・ケッチに蜘蛛男のデジャヴを感じ、アメコミ独特のセリフまわしとかコマ割りとかでしんどいかも。しかしそれを補って余りあるゴーストライダーのキャラクター性に脱帽。マジで怖いってこいつ。２巻でパニッシャーと共演するが、パニッシャーが気の優しいおっさんに見えるくらい。２巻になってもたりぃ＆うそ臭い戦いが続くけれど、２巻の最後のエピソード「OBSESSION（妄想、執念、悪霊にとり憑かれること）」で俄然面白くなる。猟奇的な犯罪者スケアクロウの妄想とゴーストライダーの執念、そしてゴーストライダーにとり憑かれたダン・ケッチのほとんど狂気じみてきた行動など絡まりまくって、しかもそれにダンの姉バーバラの死と盛り上がりまくり！しかしこの先のエピソードは邦訳されてないんだなぁ・・・。厳しいす。これからゴーストライダーに入っていこうという人にはいいけど、単品の読み物としてはこのくらいの点数。

二代目ゴーストライダー、ダニエル・ケッチの活躍が始まる巻です。二代目とは言っても、初代ゴーストライダーを知らなくても、十分読めます。ゴーストライダーがなんなのかなどはこの2冊では不明ですが、ダニエルがゴーストライダーとして成長していく様は、なかなかに読みごたえはあります。パニッシャーなどの老舗のヒーロー＆ヴィランとの競演もあり、マーヴルのマイナーキャラをチェックするのにも最適かも(笑)。特に3巻への引きもないので、(もし)実写映画化した後、「原作も読みたーい！！」と言う人には、そんなに長くないので、ちょうどいいかも。絵柄は少々古くさい感もあり。でも技術的にはレベル高いです。

うーん．．正直アートにもストーリーにもそして，デザインにもあんまりピンと来ないんですゴーストライダー．特にこのサルタレスさんですか？殆ど存じ上げないペンシラーさんですが，暗くて重いこのアートは馴染めませんでした．もともとホラーものが嫌いな私ですが，この作品はさほど怖くもないです．ストーリー的にもケッチの姉さんが無駄に死んでるっていうか，死ぬ為だけに登場しているプロットが嫌です．なんか無理に【復讐の精霊】にさせたがってないかと？問い詰めたい．んー，唯一よかったのはキングピンの修業シーンですかね．威厳と風格のある悪役という意味でキャラがたってて良かったです．でもまぁ，この人はゴーストライダーのキャラじゃないんだけどね(苦笑）.

マーヴルキャラの中でもメジャーとは言い難く、かと言ってマイナーでもないゴーストライダー。その２代目ゴーストライダーの誕生から話の始まるのだが、所謂、スーパーヒーロー物ではなくクライムファイター物と言って差し支えないだろう。だが「罪なき者の復讐」を使命に活動する姿は単純なクライムファイター物とは言えない雰囲気を醸し出している。アート、ストーリーともに現在の眼から見れば古臭さを拭えず、好き嫌いが分かれると思うが、X-MENなどのメジャータイトルとは違った雰囲気が味わえる分一読の価値はあるかと。ゴーストライダーは好きなのだが、アートに馴染めずこの点数。