クロスレビュー

■ X-MEN アンコール 1(小学館プロダクション)

X-MEN アンコールは,1994年小学館プロダクションより発刊されたX-MENの1巻および2巻を1冊にまとめ再出版したもの.1998年8月発売.内容はコミックス,解説ともにX-MEN1巻,2巻と全く変わらない.カバーには出版された当時のキャラクター紹介が追加されている.

収録コミックスは,X-MEN(現NEW X-MEN)の#1-#7まで.MagnetoとX-MENの死闘,WolverineとSabretooth,Marverickら元Team Xの秘められた過去,そして,超人兵器OmegaRedとの戦いが楽しめる.アートはこのシリーズでその名を不動のものにしたJim Lee.ストーリーはMagneto編をUncanny X-MENシリーズを多く手掛けて来たChris Claremont.Omega Red編を同じくUncannyシリーズを手掛けてきたJohn Byrne,そして90年代のX-MENを多く手掛けることになるScott Lobdell,そしてアーティストのJim Lee本人も名を連ねている.

吉田司郎
X-MEN1&2としては8,X-MENアンコールとしては6
吉田司郎

小プロの伝説が始まった歴史的な1冊です。1巻なのに途中から始まったりして混乱をまねきそうですが、日本人にも読みやすい絵なので初めての人にもおすすめ。ジム・リーの絵がすばらしすぎます。話し的にもサイロックやガンビットなどある意味X-MEN黄金世代が拝めるので買いかなー。とくにハイレグみたい方は(笑)X-MENアンコールとしてはジム・リーの絵でまた売らんかなって憶測が見え隠れするのがちょっといや〜ん。で、この点数。

ふぉーりん。
10
ふぉーりん。

本編内容については申し分なし。ジム・リー真骨頂。一分の隙もない。当時のX−MENメンバーすべてが登場するという点も見逃せない。各キャラ解説等も丁寧、簡潔でありアメコミ入門書としても行き届いた配慮がなされている。装丁、製本のデザインに対しても原作の雰囲気を損なうことなく洗練されている。唯一難を言うとすれば価格だろうが、オールカラーでこのボリュームを考えれば十分納得いくものではないだろうか。

Lee
8
Lee

とりあえずアメリカンコミックを漫画感覚で読んでも差し支えない一冊。それでもだいぶカルチャーショックを受けることは避けれませんが(笑)。この辺から徐々にアメコミの雰囲気が変わっていくので、この作品以前・以降を理解する為にも、まずは読んでおかなければいけない一冊です。ストーリー的にはだいぶまとまっているので、(伏線などはあるものの)アメコミをこれから読んでいきたい、という方には、良いテキストになるのでは。

えむはし軍曹
10
えむはし軍曹

Jim Leeの最も脂ののった頃の名作ですね.X-MENのみならず,90年代のアメコミの中でもまさにマスターピースといえる作品ではないでしょうか?コスチュームデザインもオリジナルを尊重しながらオリジナリティを出していて素晴らしいです.Claremontのプロットも新規読者とUncannyからの継続読者どちらも楽しめるように計算されており,まさに名作と言えるんじゃないかな?文句無しの10点.

DIE
10
DIE

X-MENの世界観・スタンスが伝わる教科書的な存在。マグニートのエピソードはX-MEN世界では定番とも言うべき内容で一読の価値あり。コレを読んで人種差別について考えてしまいました。また、ウルヴァリンのエピソードはセイバートゥースやオメガレッドと言うウルヴァリンのライバルが一度に登場するのでファンにはたまらまいストーリー。ウルヴィーの強さが肉体だけではなく、精神面でも強いのだと実感した物語。

レビュアー5名.平均点:9.2(8.8)標準偏差:1.1(1.8)

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