魅力

■魅力 第1回 アメコミとの出会い

アメコミとの出会い 第1回 吉田司郎の場合

いつ、どの出会いを、明確に「アメコミに出会ったか」にするのは難しいですね。とりあえず、一番古い記憶から探ってみようと思います。

自分がアメコミの洗礼を受けたのは映画の「スーパーマン」でした。一番有名なヒーローであり、誰もが知っている男です。幼少の頃に、テレビの再放送で見たスーパーマンは文句なしに面白く、そして、何より夢があったね。「キングダム・カム」でアレックス・ロスがクリストファー・リーブ(筆者注:スーパーマンを演じた役者)に感謝していたが、私も全く同じ気持ちです。(キングダム・カム、興味があったら読んでみよう!)

あと、映画の「スパイダーマン」(古い方ね)これが幼少のころ見た記憶ではかなり面白くて、思わず古おもちゃやでスパイダーマンのおもちゃ探すほど、好きでした。

でもそこで見つけたのはレオパルドンのほうなんだよなぁ(笑)

でもって運命のいたずらっていうか何ていうか、自分には弟がいるんだけど、こいつが勉強好きなやつで小学館の英語の教材とって(赤ペン先生みたいなの)やってたのね。(ちなみに弟はおかげで英語が得意になって、W大に行きました。小学館よありがとう!)

どうも小学館はその時から小プロを出す機会をうかがってたようで、弟がやってた教材に毎回アメリカンコミックのヒーローの紹介ページがあって、FF4、X-MENやゴーストライダーなど全部そこで知りました。

そのときの自分にはX-MENとかどうせ「スーパーマン」のぱちもんでしょ?程度の認識しかなく、「スーパーマンとは歴史が違うよ。X-MENアメリカじゃ人気らしいけど、新しいからちやほやされてるだけでしょ?」と思ってました。

ちょうどいまのイメージコミックスを初めて読んだときの違和感に似てるかな?そんな感じでした。

そうこうしてるうちにニュースでスーパーマンが死んだことを知り、ちょうどハワイに旅行する機会があって、スーパーマンの原書買いましたねー。死んだ後どうなってるのか知りたくて。だから自分が初めてかった原書はスーパーマンです。ちなみに翻訳版で一番初めにかったのも「スーパーマンの最期」です。

ハワイで、X-MEN人気というものを見せつけられ、「あー小学館の教材に書いてあったことはほんとなんだなー。現地でもすごい人気だ。でも何でそんなに若輩ヒーローが人気なんだろう??」とX-MENが気になる存在に。

そうこうしてるうちにカプコンからX-MENのゲームが出され、シルバー侍の間違った日本観や、サイロックのお色気に洗脳され、ますます気になる存在に。「ゲームになるくらいだからよっぽど人気があるんだろう。」と思ってた矢先、伝説の小プロのX-MEN第一巻が発売になるわけですよ。

「とりあえず、ものは試し買ってみるか・・・」と買ってみたらカルチャーショック!!!

一巻のくせに途中から始まってるわ、アメコミのくせに日本人も読みやすいわ、伏線ばりばりで続きが気になるわ、そして何よりショックなのは「新参者」だと思ってたX-MENが実は30年近く連載されているということにもうお見それしました!!!って(笑)

そっから先は、小プロ世代のみんなが通ったように同じ道を歩いて「アメコミとの出会いについて」なんてエッセイを書くぐらいになってます(笑)

長らく自分の乱文につきあってもらって申し訳ないです。

次のエッセイストは"クランの切り込み隊長”「えむはし軍曹」の出番です。

(文責 吉田司郎 2001/12/24)

アメコミとの出会い 第2回 えむはし軍曹の場合

♪悪趣味〜握手しない〜♪

1980年代,神奈川県某所,線路端でこの謎の唄を大声で唄い続ける小学生がいた.なにしろ,小学生というのはテレビの唄に感化されやすい.少年はザ・ベストテンで見た「い・け・な・い・ルージュマジック」や,HONDAのシティのCMソングや,「ハエ,ハエ,カ,カ,カ,キンチョール」なんて唄がレパートリーであったが,新たにこの「悪趣味」ソングにはまっていたのだ.

その少年が若かりし日の「えむはし軍曹」である.

「悪趣味」の唄は,朝テレビ東京でやっていたスパイダーマンという海外アニメの主題歌だった.勿論,アホな小学生の軍曹少年に英語がわかるはずもない.英語の発音をそのまま唄うと「悪趣味〜握手しない〜♪」と聴こえたらしかったが,それ以来,聴いていないので真意のところは定かでは無い.しかし,とにかくスパイダーマンだった.壁に登る,糸を出す,それだけで楽しかった.糸をいろんなところにつけてぶらんぶらんとスイングしていく..もう,それだけで..少年はそれ以前にスパイダーマンを知っていた.レオパルドンというロボットにのる奴で,でも彼はロボットに乗らなくてもかなり強かった.壁にのぼったりもしたし,糸も出した(だけど,その糸はパーティークラッカーみたいな奴で目くらまし程度にしか使えていなかったけれど.).チャンネルを変えて実写からアニメになった彼は別人で外国人だった.友達がだれも見向きもしない朝のアニメを少年は夢中になって見た.超合金までもっていたレオパルドンは出なかったけれど,それでもこっちのスパイダーマンの方がいかしていた.その時,直感的に感じた「スパイダーマンはイカす!」

時は過ぎ,少年は高校生になっていた.当たり前のように当時の子供たちは少年ジャンプを愛読していた.彼も例外ではない.少年時代,スパイダーマンに惚れた軍曹少年はウイングマンやキン肉マンといったジャンプの中のヒーローに夢中になり,高校生の時にはドラゴンボールに夢中になっていた.ドラゴンボールといえばメジャー中のメジャー.これを公然と好きというのは当時でも少し照れくさいものがあったが,しかし,鳥山明の描線と,そのキャラクター達に魅了されていた.何かとてもアメリカ的なものを感じたのだ.とにかく,ドラゴンボールはイカしていた.もう他の漫画はどうでもよかった.とにかくドラゴンボール.これを見るためだけにジャンプはあった.しかし,それは終わった.

ドラゴンボールは尻切れトンボで終わってしまった.ピッコロもベジータもあんなに強かったのに最後の方はそれほどでもなかった.ヒーロー達はもうどこかへいってしまった.そして,僕は途方にくれてしまった.ジャンプを見続けていてもちっとも面白いと感じないのだ.そこにはピッコロもべジータももういなかった.スピリッツやモーニングなんていう青年誌も面白かったけれど,純粋にヒーローが見たかったのだ.禁断症状が出るまでには長くかからなかった.

大学生になっていた.浪人を1年経験した僕は漫画から少し離れていた.ただ,ドラゴンボールが無くなった時の虚ろな感覚は残っていた.どんな漫画を読んでも満たされない.代替えは無かった.あの単純な戦いだけの漫画はもう出て来なかった.既に日本の漫画の中でヒーローものが飽和していっているのかもしれなかった.結局,昔にもどって,「鉄腕アトム」や「サイボーグ009」や「デビルマン」なんかを買い漁ったけれど,何かが違った.それ自体はとっても面白かったのだけれど,鳥山明がもっていたアメリカ的バタくささのようなものは無かった.もう国内で見るものはない!!

ヒーロー禁断症状に自覚したのはその直後だった.読みたい!読みたい!かっこいいヒーローが読みたいっ!!ふと頭の中をあの曲が流れた.「悪趣味〜握手しない〜」.スパイダーマンが笑った.もう,これしかなかった.そうだ!スパイダーマンだ!書店に駆け込んでスパイダーマンを探した.そして見つけた.池上僚一スパイダーマン..違う,これじゃない!本能的にそう感じた僕は本屋をかえ更に探した.スパイダーマンはなかった.しかし,スパイダーマンと似たような匂いを発する1冊の本を見つけたのだった.X-MEN.表紙には変な眼鏡をかける男がアップででていた.正直いって躊躇した.こんなものでスパイダーマンやドラゴンボールの代替えができるのか??その場は買わずに帰った.しかし,翌日,1巻と2巻を同時に買って買える僕がいた.我慢はできなかったのだ.

吉田組長が語るようにそれはカルチャーショックだった.ピッコロやべジータよりもかっこいいのだ.ウルウ゛ァリンというおっさんや,ナイスボディなローグ,毛むくじゃらのビースト..とにかくみんなイカしていた.コレだ!!と直感的に思った.左から右に読むのだってすぐに慣れた.それから毎月20日は1000円一枚もって本屋に行くのが習慣になった.とにかく楽しかった.しかし,X-MENは話が続くにつれ,だんだん話をはしょるようになってきた.この話と話の間が読みたいのに!!なかなか小プロのX-MENをおいている本屋もなかったので,いわゆる漫画専門店「まんがの森」に出入りするようになっていた僕だが,本家本元のMarvel Comicsもそこには置いてあったのだ.続きや間が読みたいというジレンマはだんだん大きくなってはいたが,1冊500円近くもするアメコミに手を出すのは恐怖であった.集めてしまいそう..と思ったからだ.貧乏学生の自分には危険な罠だった.だから,できるだけ集めないですむようにX-MENの本誌は避け,Wolverineを試しに買ってみた.そうだ,これは試しだ.もうこれ1冊だけで買わないぞ!と胸に誓った.それがWolverine#98.しかし,買った号が悪かった.面白かったのだ.その頃のWolverineはケーブルの息子タイラーに誘拐されアダマンチウムを再注入されるところだった.あのWolverineが無茶苦茶されてるっ!続きが気になった僕はどんどん買ってしまうのだった.結局アダマンチウム再注入は失敗したけれどウルウ゛ァリンは獣人化して大変だった.どうやら話の続きはX-MENでやるようだったので,ウルウ゛ァリンの行く末が気になった僕はX-MENも買ってみた.あくまでも試しだ.しかし,X-MENのほうではOnslaughtとかいうすごい敵がでてくるようなのだっ!これはとりあえず買わないと..一応,このクロスオーバーが終わるまでだ..試しだ..そしてOnslaughtは終り,大量の関連タイトルがうちにあった.そしてHeroes Reborn.試しにFantastic FourとIron Man...キリがなかった.結局僕は試し続けた.そして今...700冊近くのコミックが段ボールに積まれているという現実が目の前にあった.

スパイダーマンがまた笑った.「悪趣味,握手しない?」.そうか,あれは悪魔の囁きだったのだ.もう原曲の歌詞なんてどうでもいい.あれは悪魔の契約だったのだ.僕は知らないうちに握手をしていた.それが悪趣味かどうかは知らないけれど,スパイダーウェブに囚われてしまったのだ.はてさて,いつ抜け出せるのやら..

(文責 えむはし軍曹 2001/12/31)

アメコミとの出会い 第3回 ふぉーりん。の場合

正確にあれがアメコミとの出会いだった、というと私の場合は中学2年です。

ある日、部活の後輩がこういうことを言っておりました。

「X−MENサイコー」

「ウルヴァリンまじかっこええ」

なんじゃそりゃということで、私はあんまり聞いてなかったんですが、どうやらアメリカアニメらしいのです。アメリカアニメと聞いて脳裏をよぎったのはアニメ版「スパイダーマン」の映像でした。当時いくつだったか分からないのですが私はその映像を見て確かに「アメリカアニメはいやだ」と思っていました。

その理由は何だか覚えてないけど「いや」という感情だけがよみがえっていました。

「あーアメリカのアニメなんか見たくない」

私は心の中でそうつぶやいていたはずです。

しかし何の因果か、数日後私はテレビでその「X−MEN」を見ていたのでした。中学生っつっても塾に通ってるわけじゃなし、ずっとテレビ見るかゲームやるかしかなかったですからね。たまたまチャンネルが合ってしまったのでしょう。

結果私は完全に「ウルヴァリンの爪」にやられました。あと千葉繁氏演じるビーストの巧みな話術(笑)スパイダーマンを見たときのいやさも多少残っていて、それがまるで薬味のようにピリリときいている素敵な刺激のように思えました。

で何回か回を重ねていると番組の終わりに突然「X−MEN日本語版発売決定!!」

うひょー買う買う!私は当時知る限りのすべての本屋に連日通いつめてゲットしました。

その時の感動たるや、もうジャスチャーでしか表現できません。

日本のマンガでは絶対にありえないことが次から次へと。

日本には絶対に無いものが次から次へと。

そして完全にマグニートー信者になりました。

さらに、このころから自分の手の甲からいつか爪が飛び出すんじゃないかと思っています。

それからはもう小プロの翻訳版を集めに集め、アメコミらしいものならかたっぱしから買占め、親にせがんで原書の個人輸入もしました。

しかしそれから突っ走り続けたかというとそうでもありませんでした。だいたい英語アレルギーでアルファベットはなるべく見たくないし。

思えばどこかであの幼年期に刷り込まれた「スパイダーマンのいやさ」がよみがえってくるんです。それとのせめぎ合いです。いやさを乗り越えた先のよさ、どうしてもぬぐいきれない気持ち悪さ。 私の場合は完全に気持ちいいものだとつまんないんです。

ちょっと不自由なくらいがちょうどいいな、と。

(文責 ふぉーりん。 2002/01/04)

アメコミとの出会い 第4回 Leeの場合

アメコミとの出会いかぁ…。記憶もだいぶ曖昧なんですよね。

小学生の時にトランスフォーマーにハマり、中学校の時にGIジョーにハマり、高校生の時にタートルズにハマり。といったように、物心ついた時から向こうのモンばっか観てましたから。水があってたんでしょうね。

とにかく、ほんのちょっとしたアメリカンテイストとの出会いの連続が、今の僕を確立させたのかも知れません。なワケで、細かいことを言い出すとキリがないんで、とりあえず、書籍としてのアメリカンコミックスとの出会いをお話させていただきます。

僕が高校生の頃、ゲームセンターに「TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES」という横スクロールのアクションゲームがありました。以前から発売元であるKONAMIからは、同じような海外モノのアクションゲームが出ており、僕は好んでそーゆーゲームをしていたのですが、その時はなんの情報筋からか(たぶんゲーメストだったと思う)、タートルズというのは原作がコミックで、しかも(その当時は)アメリカで爆発的大ブームだという事を知りました。

それを知った僕は、以前からの向こうモノのアニメ好きも高じて、タートルズのコミックが読みたくなりました。そして折りよく修学旅行がグァムということだったので、現地の本屋でタートルズの書籍を(フィギュア・ビデオと共に)買い込みました。

その時にはじめてアメリカのコミックというものに触れたのですが、まあとりあえず(当時は)普通に英語が嫌いな僕は(笑)、セリフは読めませんでしたが、生き生きと誌上で戦っているタートルズを、本がボロボロになるまで眺めていました。

そして時は過ぎ、上京した僕は、折から調べをつけていたフィギュア専門店「ZAAP!」を見つけ行きつけるようになり、どっぷりフィギュア漬けになってしまいました。その時、タートルズやバットマン(アニメ版)のフィギュアを買い込んでいた僕の目に、やけに場所をとっていたフィギュアコーナーが飛び込んできました。それが「X-MEN」でした。

これにかかわると、たぶん間違いなくハマると危惧して(笑)、とりあえず敬遠していた僕でしたが、アメコミ専門店「ゴールデンコミックス」を知り、そこに行って、やっぱりハンパじゃないほどスペースをとっていた「X-MEN」を発見、気になった僕は、店員さんに「「X-MEN」ってなんですか?」と思わずきいていました。

その時の説明は、やや偏ったお話で(笑)チンプンカンプンでしたが(今考えると、どうやら「X-FACTER」のコトを言ってたのだと思う)どうやらアニメが始まるらしいということなので、それを観てみよう、と思いました。

それからはだいたい皆さんと似たようなカンジです。

今でもどっちかというと、本を買い込んだりしてからハマるというより、フィギュアやゲームに触れてからストーリーが気になって読みはじめるコトの方が多いのですが、やっぱり子供の時から途切れた事のないアメリカンテイストへの関心と流れは、大人になってもとどまらないようです。

駄文ではありますが、これが僕とアメコミとの出会いであります。

でわでわ。

アメコミとの出会い 第5回 DIEの場合

僕とアメコミとの出会い、さて、いつ頃まで遡れば良いのでしょう。そう考え込んでしまう程アメコミは何気なくさりげなく僕の心を蝕んでいたのです(笑)。幼少の頃から映画好きの両親に連れられ洋画を観てきた僕は、アメリカ文化と自然に馴染んでいたため、ファーストインパクトがいつだったのか記憶がありません。取り敢えず、僕の記憶の中で一番強烈に残っているアメコミとの出会いはティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(略してTMNT)でした。当時小6だった僕は、何気にTVを観ていてTMNTの映画が上映されるコトを知りました。小6の男の子に忍者は危険です。日本の影のあるヒーローと言えば忍者と即答してしまえた僕に、忍者。しかも、亀。その頃、亀を飼っていた程の亀好きである僕に「忍者」と「亀」のセット!!一目惚れでした。この時点ではまだアメコミの存在は漠然としか知らなかったワケですが、TMNTのフィギュアを集めるようになった僕は、フィギュア収集という現在の趣味の素養が出来上がってしまいました。

当時は丁度ストリートファイター2が流行りだした頃でもあり、友達と対戦の日々に明け暮れていた僕はゲーメストというアーケードゲーム雑誌を読み出しており、その誌面でコナミから「X-MEN」というアクションゲームが出るコトを知りました。「何者なんだこの主人公達は!?」これが第一印象でした。しかし、その疑問は「カッコいい!!」という感情にすぐさま支配され、彼等の魅力にハマりました。得体の知れないモノとの出会いで、僕は僕の中の何かのスイッチが入ったのを記憶しています。ただ、残念なコトに、この「X-MEN」は地元のゲーセンには入荷されず、結局、未プレーのまま記憶の片隅に追いやられていきました。

その後、TV東京でバットマンのアニメが放映され、さほどハマらなかったにせよ何か惹き付けられるモノを僕は感じていました。この放映を受けてなのかどうなのか、今となっては真意は解りませんが、梅田の某玩具店がバットマンのフィギュアを扱うようになりました。高校に進学していた僕は帰宅途中、ヒマを潰しによくこの玩具店に遊びに行くようになり、そして、彼の場所で出会ってしまったのでした!!そのフィギュア達と。

ラインナップは蒼々たるものでした。主人公サイドはモチロン悪役達も数多くあり、おまけに主役のバットマンはこれでもか!!と言わんばかりのヴァリエーション。この出会いで、眠っていたフィギュアへの想いが再び燃え上がってしまいました。もう毎日のように通い詰めです。そして、足しげく通っているウチにいつしか店員さんに顔を覚えられてしまい、一言二言言葉を交わしていくようになり、遂には取り置きまでしてもらえるような状態にまでなっていたのです。そんな中、陳列棚に新たな商品が加わりました。X-MENフィギュアです。運命の再会でした。ゲームとフィギュア、メディアは違えど雑誌で一目惚れしたものの、実際に出会えず腐りかけてた情熱の矛先をやっと向けられる相手に巡り合えたのです。それからは怒濤のような毎日でした。疑問だらけのこの世界を店員さんや常連のお客さんに色んなことを教えてもらい、少しずつアメコミを買うようになり、その魅力に完全に取り憑かれていきました。そして、TVアニメ「X-MEN」の放送、小プロ翻訳本の発刊と今まで、ロクに原書を訳せずほとんど絵を観て喜んでいただけだったのが、日本語でその世界に接するコトができるようになったのです。万歳!!

その後、以前のようには簡単にアメコミが手に入らなくなり、環境の変化も伴い一時期アメコミからは遠ざかっていましたが、映画版X-MENの上映により、アメコミ熱が再燃、その延長線上でこのサイトが誕生したのでした。

長らくのお付き合い有り難うございました。


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